かなかな

自転車泥棒のかなかなのネタバレレビュー・内容・結末

自転車泥棒(1948年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

戦後のイタリアってこんなだったんだ。
嫁入り道具がシーツだったり、シーツ6枚と自転車が同じ価値だったり。
ネオレアリズモというジャンルの映画らしく、初めて観たけど当時の状況が興味深い。

つか、仕事で使う自転車なら役所はそれは貸したりして、支給しろよ。持ち出しが無いと仕事出来ないって問題だろ、とか思っちゃう。昔はそんなもんだったのかな?

探してた1日がめちゃくちゃ長く感じた。あれだけ街中が自転車で溢れてるのに、探して1日で見つかる訳無いじゃん…。借金してでも新しく買ったり、誰か知り合いで持ってる人探したり、帽子とか他の物質入れしたり、盗む前に出来る事は無かったんかい…。そこで子供殴ったらダメだろ…。お金ないって言ってんのに、外食するんだ…。あと嫁が占いに頼ってたの否定しといて、自分は困ったら行くんだ…しかも自分で言ってた通り、当てにならない答えなのに、お金使っちゃって…そんな事してるからお金無いんじゃ?やたら、順番抜かそうとするな…。とか、あんまり主人公に肩入れ出来無かったな…。
境遇は可哀想だけど、同じ境遇だったとしても自分だったらこんな事しないよ、とか思っちゃって。
親父がダメなばっかりに、ブルーノがほんと可哀想。