国土交通省のサイトに依ると五月は自転車月間らしいので自転車映画を沢山観ようと手に取る。
髪を切り過ぎた君が、僕に八つ当たりする映画ではなかった。
原題の「Ladri di Biciclette」翻訳にかけてみたらそのままズバリ「自転車泥棒」だった。
大昔、モノクロ時代の映画なので、当時の社会情勢や映画の傾向を知らないと正確な評価はできないけれど…。
現在のエンターテイメントの感覚で観れば、当然のように物足りなさを感じる。
まぁこの作品の場合、単なる娯楽として鑑賞するべきではないかとも思うし、娯楽として鑑賞する場面も異なるのだろう。
不景気極まりない時代のイタリアが舞台。
職安に数年がかりで通い詰め、やっと回ってきた仕事・・・の条件が「自転車」であった。
自転車を持っていない場合、この仕事は別の人へ回されてしまうが、主人公の自転車は生活費の足しに質入れしてしまっている・・・。
・・・そんな環境で、主人公と6歳の幼い息子とが頑張る話。
子役が効いている。
わたしは「自転車」映画であれば何でもいいつもりで鑑賞したからジャケットに書いてある「あらすじ」とか一切読まなかったけれど、少なくともわたしの買ったDVDではちょっと書きすぎなぐらいかかれてしまっていた。
ネタばれを避けるなら、あまり読まない方がいいかもしれない。
原題を翻訳したついでに「Ladri di Biciclette」で検索してみたらジャストでヒットした。
原題だと検索されない映画サイトもあるけど、ズバッと決まると気持ちがいい。