こうのとり、たちずさんでの作品情報・感想・評価

『こうのとり、たちずさんで』に投稿された感想・評価

掲諦
3.7

島国産まれのせいで国境という感覚が無く、世間を騒がせているクルド人などというワードに最初の数十分はなかなか入れませんでしたが

川を挟んで結婚式、そして電柱…
国境も民族も曖昧だとなんだか途方もない…

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4.0

国境という簡単に越えられそうで難しい境界線を、川や失踪して難民の中に紛れて暮らす夫と探しだしても今の暮らしを捨てられず近づくことが出来ない妻など解りやすく画面にボーダーを映す演出があるためかアンゲロ…

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Nao
3.5
国境周辺でテレビレポーターが失踪した政治家を探索する。『霧の中の風景』の次作だからか、なんとなく雰囲気が似てる。最後の電線のショットで惹かれた。
2024 10.24 鑑賞
もうアンゲロプロス中毒になっちまったよ!
エレニ・カラインドローの音楽がたまらん!
島国は国境を意識する機会が少ない。物語の’国境’は橋の真ん中に線が引いてあるだけ。越えられそうで越えられない。根深い宗教民族難民問題。大物政治家一家とレポーター。川を挟んでの無言の結婚式が印象的。
4.2

テオ・アンゲロプロス監督、国境三部作二作目。

映像や一つ一つのショットのインパクトが凄まじい。
抽象的なもののみならず、明確に国境が映し出され、そこから物語が展開する。
一歩踏み違えば殺されかねな…

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ntm
-
このレビューはネタバレを含みます
メモ(DVD特典映像テオ自作を語るより)












心の内面の追放、心が行き場を失っている感情を描く
電線(伝達手段)をつなぐ姿は国境を消滅させる可能性
4.3

国境とは何か?東西冷戦が終了し、シェンゲン協定のもと、実質的に国境を消失した欧州で、この作品の情感はすでに失われているのであろうか。河を挟んでの結婚式、このシーンにすべてが連れ込まれている。ラストの…

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237.

居場所がない人たちとその感情みたいなものを受け取った。

テオ・アンゲロプロスの構図とか撮り方は全て自分のツボなので、評価が著しく低くなることはない。
Shaw
4.2

またも説明最小限で分かりにくいアンゲロプロス作だが、魔術的ショットの数々も相変わらず素晴らしい。終わる頃には「まるでSFのよう」と感じてたら、やはり1991年に制作されるも、舞台は1999年(らしい…

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