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ラヴソングのXXXXXのレビュー・感想・評価

ラヴソング(1996年製作の映画)
5.0
2046年になっても、この映画を忘れない。
香港映画見ようね会開幕!フライングレビューでごめんなさい!!🙏

今回はしっとりとした大人のラブストーリー!
レオン・ライ(俺と同じ誕生日)、マギー・チャンの不朽の名作ラブストーリー。監督は『君さえいれば 金枝玉葉』のピーター・チャン。公開当時劇場にて鑑賞しました。

天津から出稼ぎで香港にやってきたシウクワン。生まれて初めて行った、マクドナルドに行った時にレイキウと言う女性と知り合う。2人はテレサ・テンのCDを売る屋台を開こうと画策するが、2人は恋に落ちる。しかし、シウクワンには婚約者がいた...。

全編テレサ・テンの曲が流れ、前年に亡くなったテレサ・テンの追悼映画というべき作品。ちなみにジャッキー・チェンはテレサ・テンと付き合ってたのは有名な話。

香港四天王の1人、レオン・ライ扮するシウクワンは、どこまでも優柔不断で、可愛い婚約者にもマギー・チャンにもどっちつかずな男!純真無垢そうに見えても、男は結局ヤりたい君なワケ。マギーに婚約者と同じ金のブレスレットあげようとするとか、控えめに言ってクズ←

マギーは、大陸出身なんだけど、色々なバイトを掛け持ちしていて、必死に生計を立てている。そこで、英会話教室でインチキ英語を教えている外国人役で、ウォン・カーウァイ映画のカメラマンの、クリストファー・ドイルが登場!芸達者なところを見せてくれます。
『慕情』のウィリアム・ホールデンのエピソードも良かった。

マギーを囲うヤクザで、お馴染みエリック・ツァンが出てきます。
エリックの父っつぁんは、マッサージ店で働いてたマギーと知り合うんだけど、マギーに気に入ってもらいたいから、ミッキー・マウスの刺青を入れてくるエピソードがいいね!
結局レオンと別れて、マギーとエリックは2人はニューヨークへと駆け落ち!レオン・ライもそして...。

そんな2人のくっついたり離れたり、波瀾万丈過ぎる半生を歩まざるを得なくなります。結局10年に渡るラブストーリーを繰り広げ、香港からニューヨークへ...。
時代に翻弄され尽くした2人は、どういう結末を迎えるのか?それはご自身の目で!
今作、中国映画『芳葉youth』にインスピレーションを与えたはず!

今作を見るたびにに、豆板醤やタイ米、八角の懐かしい匂いが漂う、香港の街が目の前に広がってきます。
中国政府の圧力が増しても、香港人はどこまでも逞しい。結局香港は何があっても変わらないと信じたいです。
ちなみに、この作品が製作されたのは1996年。香港返還前年に製作されました。正に香港へのラブソングの様な作品です!
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