鎌谷ミキ

ラヴソングの鎌谷ミキのレビュー・感想・評価

ラヴソング(1996年製作の映画)
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【もっと早く本作に出会いたかった…】

[あらすじ]ネットアレンジ
10年にもわたる一組の男女の恋愛模様を描いたロマンティック・ラブストーリー。シウクワン(レオン・ライ)は、ある事情から中国大陸を後にし香港へと渡ってくる。同じような理由で香港にやってきたレイキウ(マギー・チャン)、町をさまよっていた二人は、偶然マクドナルドで知り合う。それがきっかけで二人は付き合うようになるが、それは10年にも及ぶ二人の愛憎劇の序章にすぎなかった。

[レビュー]
「香港映画見ようね会」遅刻レビュー。
いきなり懐かしいんだけど「A GOLDEN HARVEST PRESENTATION」この音から始まる映画で育ったわー。

タイトル通りだけれど、これが公開してる時に観てたら切なくて悲しくて…ってなってた。
酸いも甘いも経験してしまった今なら…いろんなものが見えてしまって。

まず、既婚者は本作に共感できない…これを許してしまうような寛大な人は少ないように思う。シウクワンにはガッカリしたり、期待もってしまったり。レイキウは…その時々で流されてしまっているように見えて一筋だったりするから、女性の反感はあまり買わないかも。

シウクワンが優男すぎる。恋人とレイキウと二人に同じプレゼントを渡すなんて、そんなデリケートなこと気づかないかな…こればっかりはレイキウに共感する。

遠距離恋愛のことも描いているけれど、確かにこういうこともあると思う。ここがシウクワンの悪い所だけど、昔の彼女を結婚式やパーティに呼んではいけない。これは何があっても。その後のことなんて、男と女だからわからないじゃないか…

…と、いろいろ語ってしまったけれど。作品としては素晴らしかったと思います✨いろんなものがチラつかなければ、二人の恋を応援することだってできる。そんな二人だったと思います。

ということで、ノースコアで逃げます。一部、書いたこと以外で共感してしまったのはナイショにさせてください。

「バカな恋愛をしたことない人なんて、この世にいるんですかね?」これ、いつでも使えるな。オールタイム・ベスト映画のセリフ。
鎌谷ミキ

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