見たい聞きたい言いたいチカコ

ラヴソングの見たい聞きたい言いたいチカコのレビュー・感想・評価

ラヴソング(1996年製作の映画)
4.3
劇的なこと起こらないけど、最後まで見ちゃう。

1986年、恋人を故郷に残し、叔母さんだけを頼って中国から香港に働きに来た主人公。英語も広東語も話せないなか、仕事を見つけ、たまたまマクドナルドで知り合った店員と友達になり、あれこれ苦労しながら生活を始める。そして、ふるさとの彼女に書く手紙が少しずつ変わっていく。けど…?

(他人の)不倫や浮気には寛容な私だけど、この2人の選択に完全には共感はできない。でも2人が決めたなら頑張れ、くらいには思う。
だってね、2人も、周りの人も、誰一人としてね、嫌な人が出てこないの。みんな優しいの。知らない土地で助け合って生きる人達がどこかみんな寂しげで優しい。。

1986年の香港から1995年のニューヨークまで。最初はモノクロから始まり、どんどん色がついていく。

路地裏でおじさんとバスケするシーンが好き。
画面に湿度があって、彩度は低いのに、ハイライトが雨上がりの太陽みたいに眩しかった(大丈夫、言ってる本人も意味不明)。


マギーチャンはすごい役者さんだわ。
どこがって言われるとわかんないんだけど、、力を抜いた表情かなー。

レオンライさん、たぶん初めて見る。
あのボクトツとしたキャラで黒目多めで優しさ200%で見つめられたら惚れますやめてほんと。
田舎から出てきた世間知らずの優しい若造から、いくつも別れを経験した落ち着きある男性までを演じてて、惚れる。
白シャツ腕まくりで自転車は惚れる。


メンタルが不調なので、あれこれ韓ドラに手をつけても一話で止まって履歴が散らかり放題。
お気楽に見れる映画を探して、過去視聴の「ラブソングができるまで」でも復習するかと検索したら下に出てきたこちらの「ラヴソング」を何となく視聴。
映画は何となくで見ると大抵アタル(そん時の自分に)。