Arara

ラヴソングのAraraのレビュー・感想・評価

ラヴソング(1996年製作の映画)
4.0
数年に渡る男女のラブストーリーがここまでノスタルジックに感じられるのは、あの時代の香港が舞台だからだなぁと思った。

大陸から香港に出てきて、人の目を気にしながら北京語を話していたり、株に踊らされたり、あの時代に同じような経験をした人は本当感慨深いだろうなと思う。
大陸から出てきた純朴な青年と向上心高く果敢に新しいことに挑戦していく女性をキャスト2人がうまく演じていてそこにも引き込まれた。
あんな可愛いマックの店員さんいないよ!!と思ってしまった。

ここ数年でまた大きく変わってしまった香港の街並みを、この映画の中でまた見返せるという意味でもノスタルジックだった。

最後の展開も、バイタリティあふれる中華系の人たちなら全然あり得る話だし、日本人主役の話よりはよっぽど説得力があった。

シンプルなメインビジュアルもとても素敵だし、音楽と共に定期的に見返したい。

あと、インファナル・アフェア見た人もキャスト被りあるので(「え!?!?!?」といった役で)楽しめると思う。
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