【私は私のもの】2022年139本目
50年代の締め括りに公開され、60年代のインディペンデンス映画台頭のきっかけともなった歴史的傑作の一つ。
我々が鑑賞できるのはリストア版のバージョン2だ。オ…
1950年代後半のマンハッタンで暮らす黒人の三兄妹。
長兄以外は比較的肌が白く、言わなければ白人に見える次兄と妹。
自分の居場所が見つからない疎外感。
はっきりと言葉に表さなくても、周囲の態度で何と…
即興演出。カサヴェテス自身が「創造的アクシデント」と呼ぶそれが、既存の映画文体を揺るがせたのはもう70年も前のこと。”即興”というキーワードで安直にカサヴェテスが敬愛したジャズと結びつけて良いだろう…
>>続きを読む即興ならではのアフリカンアメリカンのリアルなやり取りが見える
長い間タブー視されてきた人種問題に触れたということ以外に、あまり価値を見出せなかった。主人公たちが抱える人種に関する複雑な感情も、内向…
出世作かなんだか知らないけれど、ワタシから見れば、芯のないグダグダなお流れ作品。社会的底辺を表現するなら、もっとエグい世界が存在するし、ここで見られるのはまだまだ上品な世界に過ぎない。差別を描くとし…
>>続きを読むカサヴェテス監督デビュー作
ビッグトラブルの後に観るとギャップがすごい
ヌーヴェルバーグぽさをかなり感じたが、上映年代からしてヌーヴェルバーグに対するアメリカからの回答的な側面があるのだろうか
…
ジョン・カサベテス初監督で1959年の作品らしい。
59年だとロックンロールブームは去ったがビートルズはまだデビューしていない、ちょうどそんな頃でしょうか。
昔の本でビートな映画と紹介されていたの…