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アメリカの影のkazu1961のレビュー・感想・評価

アメリカの影(1959年製作の映画)
3.8
▪️JPTitle :「アメリカの影」
ORTitle:「Shadows」
▪️First Release Year : 1959
▪️JP Release Date : 1965/02/05
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-179 再鑑賞
🕰Running Time : 82分
▪️Director : ジョン・カサヴェテス
▪️Writer : ジョン・カサヴェテス
▪️MusicD : カーティス・ポーター、 チャールズ・ミンガス
▪️Cast : レリア・ゴルドーニ、ヒュー・ハード、ベン・カラザーズ、アンソニー・レイ、デヴィッド・ポキティロウ、トム・アレン、デニス・サラ
▪️Review
とてもスタイリッシュで洗練されていて、NYの街並みがとても美しい。そして背景に流れるC・ミンガスの音楽、ジャズミュージックがよりスタイリッシュさを強調しています。それなのにしっかりと人種問題が根底に流れている素晴らしい作品です。
さすが、ニューヨーク・インディーズの父として知られるジョン・カサヴェテスの監督デビュー作ですね!!
なんと言っても、シナリオなしのアドリブ演出で台詞はカサヴェテス監督が場面に応じて即興的な説明したものを語ったもの。そのためセミドキュメンタリー的な世界観があり、そのリアリティと臨場感はとても素晴らしいです。
人種差別の問題など、現実の問題にぶつかりながらも、日々を生き抜いていく兄妹の生き様を通して『アメリカの影』を描いている良作です!!

物語は。。。
マンハッタンに住む白人と黒人のハーフの3兄妹。ヒュー(ヒュー・ハード)は歌手から没落してストリップショーの司会者となり、ベン(ベン・カルーゼス)はトランペット奏者としてうまくいかず不良仲間に加わり、レリア(レリア・ゴルドーニ)はハーフであることがわかって白人の恋人に捨てられます。。。

▪️Overview (映画. comより)
「ローズマリーの赤ちゃん」などの個性派俳優として知られ、後に「ニューヨーク・インディペンデント映画の父」と称され多くの映画作家たちに影響を及ぼすことになるジョン・カサベテスの記念すべき監督第1作。マンハッタンで暮らす白人と黒人の血を引く3兄弟が、白人社会の中でそれぞれ葛藤を抱えながら日常を生きる姿を描く。オールロケと台本なしの即興演出で俳優たちのリアルな表情を捉え、映画の新しい方向性を示した。
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