ジョン・カサベテス初監督で1959年の作品らしい。
59年だとロックンロールブームは去ったがビートルズはまだデビューしていない、ちょうどそんな頃でしょうか。
昔の本でビートな映画と紹介されていたのと、そもそもカサベテスの映画をまだ見た事がなかったので、実際どんなもんでしょと半信半疑で鑑賞。
いや、しょっぱなのロックンロールライブでのぶち上げシーンでこの映画は50000点でした。
狭そうなごちゃっとした中で何者かが演奏しています。
絵的にはギターやトランペットが確認できますが、音的にはバカみたいな生々しいドラムの音が最高です。
よーく聴くと何だか聞いた事がある曲なような気もするが、、ボーカルはハッキリ聴こえないしよくわからん。
でもそのアンバランスさがリアリティがあって興奮します。
映画の試みとしては役者たちはシナリオ無しの即興で役を演じているらしい。
黒人差別を題材にしたストーリーのなかで、所々に「ビート小説」や「バード」などのキーワードが入っていました。
もう一度観たい作品です。