別邦題「ランド・オブ・フリーダム 大地と自由」だった。
スペイン内戦に身を投じたイギリス人の話。
スペイン内戦を描いた映画他にもあったが、こちらは他国から志願してスペインに入国して戦いに至るまでを淡々とドキュメンタリータッチで描き、戦場についてからは不条理な争いに反感を持ち始める者など、それぞれの思惑が入り乱れるドラマになっていた。
人民戦線とファシスト、人民戦線内部でもスターリン主義賛同派と反対派で分かれたりと、背景を少しぐらいは頭に入れておかないとわかりにくいかもしれない。
彼は何のために戦いに身を投じたのか、信念はゆらぎ、意見は食い違い、疑問は浮かび、仲間や恋心抱いた者たちとも小さな溝ができちゃって。
自由のために立ち上がった主人公デヴィッドに突きつけられる容赦ない現実。キツイ。
老いたデヴィッドは何を思っていたのか。
彼は誰にも話さずにいたのだなぁ。
祖父の足跡を知ることになる孫娘、どんな気持ちだったのだろう。