観た。
冒頭の汽車の客室にいるジョニー・デップがいきなり格好良い。本当綺麗なお顔。
会計士の職をあてにきたマシンという町で、仕事はおろか出会った女との痴情話に巻き込まれ、殺人犯として逃亡する羽目に。
インディアンの男に手当てをしてもらい、そのまま逃避行。ノーバディと名乗る彼は、ブレイクを同姓同名の詩人、ウィリアム・ブレイクだと思い込む。詩の引用とかも。
殺された息子の仇として、殺し屋が雇われ、裏で懸賞金もかけられ手配される。
なんだろうな、途中からストーリーを追うより、モノクロのジョニー・デップと、ニール・ヤングの音楽を感じ楽しもうとなってくる。
物語がそれほど面白くないので、ジャームッシュの世界観に浸れれば良いや、というか。全ては分かって無いけど、ジャームッシュのおふざけは随所にあるし。イギー・ポップの女装役とかね。
撃たれて死んでいるバンビにブレイクが寄り添う姿とか、カヌーを追いかけて川沿いを駆けるまだら馬とか、動物がとても印象的なシーンがあった。
ラストはブレイクは海原へ舟を押し出され、ノーバディも撃たれて、終わっていく。
ジム・ジャームッシュ、脚本・監督