よーだ育休中

ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼットのよーだ育休中のレビュー・感想・評価

3.5
新世界ファウス島の海軍基地を元海軍大将・黒腕のゼファーが襲撃。ネオ海軍総帥ゼットを名乗る彼は古代兵器に匹敵する威力を持つというダイナ岩を奪い、海軍大将・黄猿と交戦の末に大爆発を引き起こす。

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|| 『 90's_animania 』 ll
|| 提供 あちゃん よーだ ll
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 (  ) ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∕


ー フィルマ王に俺はなる!(どん!)


◆劇場版「ONE PIECE」第十二弾

原作者・尾田栄一郎が総合プロデューサーとして製作に携わったONE PIECE「FILM」シリーズの二作品目。前回のFILMシリーズ『STRONG WORLD』に続き、ロジャー世代の猛者がヴィランとして登場します。

堕ちた海兵ゼットのキャラ造形は魅力的でしたが、原作でルフィの前に立ちはだかる強力なライバルたちと強く関わりを持ったキャラとして創造されていたのは原作者であればこそなせる技。海軍将校クラスのキャラクターたちとの過去の関わりだけでなく、原作漫画における今後のストーリー展開に関する匂わせも含まれていました。

かつて黒腕のゼファーと深い親交があった海軍大将・青雉。原作ではロングリングロングランドでフォクシー海賊団を下した後にルフィ達と戦闘になり、無類の強さでルフィを圧倒しました。また、マリンフォードでの頂上決戦では海軍の主要戦力の一角として規格外の強さを見せつけています。そんな彼が、火山温泉でルフィたちに接触してきた際、隻脚になっていたシーンはあまりにも衝撃的。原作置いてけぼりを食らっているので、ワンピ熱が再燃してしまいそうです。


◆男が自分の人生に一本筋を通して逝ったんだ。
ー格好いいじゃねぇか。

ゼットを介して海軍将校クラスにスポットが当たります。彼等の反応からゼットの強さを暗に仄めかす効果がありました。冒頭のゼットvs黄猿の戦闘シークエンスでも、海軍大将の黄猿と同等に渡り合う描写がなされたことで今作のヴィランも一筋縄では行かない猛者だとわかります。

上の戦闘シーンも含め、デジタル処理によって立体的に展開される戦闘のパートは過去一の迫力だと思います。カメラワークやスロー演出なども効果的でした。FILMシリーズの間に挟まれた3DCG作品が試験的に製作されたものであるとすれば、後の作品にしっかりその功が活かされています。

モドモドの実を食べたモドモド人間(何それ?)だけ設定雑すぎないかと思うのです。一部メンバーを12年戻して遊びたかっただけなのかな。ゼット先生のことを最盛期の年齢まで戻してあげれば良いのに。


ーお前たちに最後の稽古をつけてやる!

最後のクザンの氷壁も「ゼット先生!」なんて叫ぶ暇があれば戻せばいいのに。


𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄𓐄 𓈄
Dear.あちゃん

ゼット先生の部下二名が残念すぎたけど、
それ以外は面白かったな٩(ˊᗜˋ*)و
大塚芳忠と子安武人が安定のイケボ(*ˊ˘ˋ*)