最後のシーンで、戦争も惨劇も何も無かったかのように味気なく光る無機質な明るいビル郡を見つめる後ろ姿にただただ悲しみを感じた。
現代の明かりの下では、蛍の弱々しい光はとても敵わないし、彼らの人生も蛍の…
1988年か、すでに36年前の映画で小学生の時に学年で見た記憶があるけど、覚えていたようで細かいところは覚えていなかったのでもう一度観てどう思うのか知りたくなり鑑賞。
まず戦争についての映画では、最…
過去鑑賞
戦争が生む抑圧と悲劇。正直、実写でも出来る内容なんじゃないかと思いますが、偶発がやはり焼き付く実写じゃなく演出が最初から計算されたアニメで繊細かつ緻密に描いたからこそ価値が出た作品だったん…
焼け残った母の青いモンペ、現在を忘れて浸かる海、そしてどんな時でも澄み渡っている青空...そうした"青"に引っ張られ、あの兄妹はどんなに醜くなっても絶えず美しくあり続ける。そしてその存在が許されなか…
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子どもの頃、夏になると毎年テレビで流れていた記憶があるけど
気が付いたらいつの間にか流れなくなってた。
私の母は大のジブリ好きだから、火垂るの墓ももちろん持ってた。
(当時はまだビデオで、後にD…
© 野坂昭如/新潮社, 1988