このレビューはネタバレを含みます
幼少期に見ていたころは、節子がやせ細っていく辺りからもうトラウマで、悲しくて、戦争の悲惨さを描いたものだと、反戦アニメだと信じていた。
しかしTVドラマ『火垂るの墓 終戦六十周年スペシャルドラマ』(2005)で、清太と節子を預かる叔母目線でのストーリーを見て、清太の見方に別の視点があることを知った。
高畑監督と宮崎駿監督のコメントも、清太像について触れている。どちらのコメントも納得させられる。
清太の在り方をどういう風に捉えるかによって、感想が変わってくる作品。