N.Niino

火垂るの墓のN.Niinoのレビュー・感想・評価

火垂るの墓(1988年製作の映画)
4.4
アニメ映画でこんなに泣かされるとは…小さい頃に見たときの断片的な記憶しかなく、今年やっとちゃんと鑑賞しました。案の定大号泣です。
清太が泣くタイミングが絶妙なんですよね。母や妹の死に直面しても泣かない。でも節子が母の死を知って泣くときに一緒に泣く。見ているこちらが代わりに泣いてしまう。自分のそばにある大切なもののために強くあろうとするって美しいことです。
戦争が終わり、これからまた生きていこうと活気付く人々と、家族全員を亡くして生きる気力をなくした清太の姿の対比はあまりにつらい。しかし見るべき一本です。
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