佐藤嗣麻子の監督デビュー作でヴァンパイア×悲恋もの。
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』で無名だからという理由でレスタトを演じられなかったジュリアン・サンズがヴァンパイア役を演じている。
ヴァンパイアが恋をするヒロイン役には『ブリムストン&トリークル』で交通事故によって寝たきりになった女性を見事な演技力で演じきったスザンナ・ハミルトンが。
ストーリーの展開が遅いのが気になるが、ジュリアン・サンズ演じるヴァンパイア・アレックスがただひたすらに美しい。ジュリアンのブロンドと鮮血の対比が私たちを耽美の世界へと誘うのだ。すなわち彼を愛でる映画ということだろう。ジュリアンファンは観て損なし!
何度でも言うがジュリアンのレスタトが観たかったなあ…。