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アジャストメントのgigigiのレビュー・感想・評価

アジャストメント(2011年製作の映画)
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宇多丸の批評を聞いてからの鑑賞だったので、まるで答え合わせのような感覚だった。
確かにおっしゃるとおり、というのが率直な感想。私はフィリップ・K・ディックの原作短編を読んでいないので「ここが違うじゃねーか!」なんてツッコミは出来ないけれど…、設定は面白そうなのになんでか面白くない。ホワホワしている。いまいち感情移入できない。
それもこれも、出会って5秒でセックス、と言わんばかりの出会ってすぐキスの流れがあったからだろう。もうその時点で、「えぇ〜」と苦笑いしてしまう。
終始そのテンションで観てしまうと、もう粗探ししかやることがなくなる。
主人公2人の現状把握のスピードがとんでも無く速いこと、ルールが曖昧なこと、映画のジャンルがよくわからないこと、結末があっけらかんとしすぎなことで、こちらのテンションが一向に上がらないまま終わる。
2時間弱続いたホワホワから、やっと自由になれる。
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