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アジャストメントのTPのネタバレレビュー・内容・結末

アジャストメント(2011年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

 ぬるい。ぬるすぎる。まず人類の運命の“調整”をする組織。組織の存在を知られたのは、調整役が居眠りをしてしまったからだし、デビットが秘密を知ってしまっても、口外しないことの口約束のみで釈放。居眠りした調整役はその後も組織から何のお咎めもなくキーパーソン(最後に最も偉い議長であることが示唆されるが、議長がそんな適当な存在でいいのか?)と、神的な立場の組織でありながらだれた存在で、ストーリーに緊迫感が全くない。出演者も、有名俳優がデイモンの他に年老いたテレンス・スタンプのみ(走ってるシーンでよたよたしてる)で、ヒロイン役は歳の割(後で調べて撮影当時27)に皺っぽくて二の腕が太くて魅力薄で、全体的に非常に地味。

 ストーリー自体も、大事な時に下半身露出というのも無理なら、デビットが運命の女性と出会うのが男子トイレで、さらにその場で猛烈なキスとか、ありえない展開が多すぎて、その都度引いてしまう。また、主人公は議員なので無茶なアクションをさせられないから、アクションも皆無。ぬるい展開だから、当然最後はヒロインと結ばれるであろうハッピーエンドが前半から見え見え。原作未読で、原作に忠実なのかどうかはわからないが、映画にする以上、どうにかできなかったのかねぇ。
TP

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