たむランボー怒りの脱出

樹氷のよろめきのたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

樹氷のよろめき(1968年製作の映画)
3.5
岡田茉莉子をめぐり極寒の雪山で元彼と今彼が対決する。自然が猛威をふるい生命の危機に関わる場所でこんなにも俗っぽい三角関係(セリフは観念的だが)をやること。限界のような場所でやってこそ俗なドラマが輝くというか。そして死人が出る。ジャン・グレミヨン『高原の情熱』『曳き船』と同種の輝きがある。