桂一雄には、先妻の子をはじめ、日本脳炎で言葉と手足が麻痺したままの次郎を含め5人の子供と妻ヨリ子との家庭があった。妻は次郎のことで、怪しい宗教にすがるようになっていた。昭和31年夏、一雄は…
>>続きを読む偶然出会ったマリ子に惹かれデートに誘うも、はぐらかされてばかりの洸治。そんなある日、彼女から付き合うための条件を出される。彼女の親友・典子を捜してくれというのだ。彼は早速捜し始めるが、浮か…
>>続きを読む北海道、最果ての港釧路。霧の深いその街を、兵頭怜子(久我美子)は右手で関節炎を患って以来硬直してしまった左肘を抱え、ゆっくりと歩いている。父(斎藤達雄)は、そういう娘を不憫に思って何回とな…
>>続きを読む安田財閥の創始者・安田善次郎を刺殺した若きテロリスト・朝日平吾。その遺品が、一面識もない北一輝に届けられる。彼は北の著した「日本改造法案大綱」に影響された兵士だった。時は流れ、昭和11年2…
>>続きを読む親子愛の断層に焦点を当てた巨匠・小津安二郎の異色作――― 杉山周吉は、20年前、妻にその愛人と逃げられ、長女を嫁がせた今、次女・明子とひっそりと暮らしている。だが、最近明子の帰宅が遅れがち…
>>続きを読む人工受精を扱ったドラマ。現代にも通じるテーマを正面から扱っている。木村功の名演が光る。(C)1967 松竹株式会社
15年前、大阪ミナミのヤクザだった修治は、今は日本海に面した小さな港町で漁師として暮らしていた。ある日、ミナミから流れてきた蛍子という女が町で居酒屋を始め、店は漁師仲間で賑わっていた。そん…
>>続きを読む北陸へ向かう列車の中、どこか謎めいた雰囲気の女性・螢子に、ひとりの青年がしつこくつきまとう。しかし、一見軽薄そうに見えながらもどこか無邪気な彼に、螢子はいつしか心を開き、ついには自分が服役…
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