ふぇあふぇあ

ひろしまのふぇあふぇあのレビュー・感想・評価

ひろしま(1953年製作の映画)
-
白黒映画ですが、インパクトがすごいです。淡々とあの日広島で起こった事実を描写しています。正直この映画を色付きで観れる自信はないです。
はだしのゲンを読んだ時や、原爆資料館を訪れたときも辛く胸が締め付けられる思いでしたが、映像としてみるとその何倍も胸が苦しい。

家屋に押し潰された家族が火に巻かれているのに、置いていくしかないシーンも子どもたちが泣き叫びながら親に助けを求めるシーンも本当に苦しい。生き残っても地獄。親を亡くした子どもたちはこれからどうやって生きていくのか想像もつきません。

実際の広島では、皮膚がずり向け腕から垂れ下がっていたり、水を求めた人々が用水路や川に群がりそのまま亡くなった等もっと酷い惨状だったと聞きます。丸焦げになったご遺体が転がっていたり、生きている方の身体にも蛆虫がわいたと聞きました。想像を絶する環境です。
そんななか、地震も被曝しているにもかかわらず、必死に看護を行う医療関係者の方には脱帽します。必死に生き抜いた方々を心から尊敬します。
ふぇあふぇあ

ふぇあふぇあ