YUN

ひろしまのYUNのレビュー・感想・評価

ひろしま(1953年製作の映画)
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終戦日の今日、せめて今日だけでも戦争のことを考えておきたいなと思い、視聴しました。

原爆投下からわずか8年後の映画、企画制作が教職員組合とあって、この子どもたちの子どもの子どもの子どものために残さなければと、先生たちは頑張られたんやないかなあ。出演もメインの大人以外おそらく被爆した市民の方々が参加されている。
迫り来るエンディング。

身体的なリアルは現代ならいくらでも再現できるのだろうが、悲惨さを伝える術はそういうことだけではない。

復興に浮かれるマーチの音楽に、
“誰かが戦争の準備をしているのではないか”

冒頭教室での男子生徒の言葉を。
“世界に原爆の悲惨さを訴える前に、まず日本人に、広島の大部分の人たちに知ってもらいたい。いや、このクラスの皆んなに知ってもらいたい”
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