公開当時映画館で観て以来、久しぶりに鑑賞。
もーーーソンドハイム炸裂。
当時はジョニーデップ×ティムバートンのミュージカル映画と思って観に行って、思った以上に暗くて暗いなと思った印象。
ストーリーは救いようもなく、人肉パイがどうこう以上に、純粋で美しいが歪んだ愛の、哀しい物語。
ソンドハイムの、難解且つ狂気とファンタジーと美しさに溢れた歌い手泣かせの旋律には、なんとも独特の世界観でうっとりしてしまう。
狂気と美しさの精神のキワを攻めてくるソンドハイムは、やめてくれぇぇってところでうっとりさせる、飴と鞭を交互に出されるような感覚で、賛否分かれるかもしれないけど個人的には癖になる。
ジョニーデップ&ヘレナボナムカーターも、さすが極上。特にヘレナボナムカーターはハンパないですね。