もう夏

マレヒトのもう夏のレビュー・感想・評価

マレヒト(1995年製作の映画)
1.8
水曜日の夜10時半、ベッドに寝そべって鑑賞

戦争のない国境線を守る警備兵が抱える性と政治を綴ったSFドラマ。
監督はインディペンデント映画を作り続けてきた佐藤智也。突然起きた異変に揺れる心境、衝動の描かれ方が素晴らしい。砂漠に響き渡る、独裁者役・天本英世の演説は必聴。
ある独立国家の国境線。電波に乗って敵国の元首・マレヒトの演説が流れてくる以外何も起こらない場所。見張りを続ける警備兵は、政府から支給された慰安用の女性型アンドロイド「イリヤVI型」と暮らしていた。だがある日、思わぬ変化が彼に訪れる。

なるほど……
何も始まらず何も起こらずに終わっていきましたね
基本的にむちゃくちゃ暗い画面と表情含め情報量の少なさゆえ何が言いたいのか見えてこず、多分ずっとプロローグみたいな感じで、最後でモワッと、みたいな感じの終わり方でした👏
話が多くて一言一言は書き起こせなかったんだけど、この作品に見所をあげるとしたらやっぱりマレヒトの演説じゃないですかね。言葉は人を良くも悪くも蝕んでゆくんだな、と。普通にアドルフ・ヒトラーを意識しているのかなと思いましたけど関連性の意図は明晰には見えてこないです

切り捨てよ

亡命
もう夏

もう夏