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鮮血の美学のadeamのレビュー・感想・評価

鮮血の美学(1972年製作の映画)
2.5
ショーン・S・カニンガムが製作を務めたウェス・クレイブンの監督デビュー作。
若い女性が脱獄犯4人組に理不尽に辱められ惨殺される物語で、プロットを「処女の泉」から拝借してそれをスプラッタに仕上げるだけでなく、必要性のない警官2人のコメディパートまで追加してしまった畏れ多い作品です。
クオリティは自主制作の域を出ていないのですが、その大胆不敵さと粗い作りは若気の至りとして見過ごすにはもったいないパワフルな勢いがありました。
ただ音楽の使い方は絶望的なハズれ方で、ミスマッチが味になることもなく、流れや雰囲気をぶち壊していました。
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