がちゃん

鮮血の美学のがちゃんのレビュー・感想・評価

鮮血の美学(1972年製作の映画)
2.4
血みどろスプラッシャー映画が雨後の筍みたいに公開されていた80年代。
’72年製作作品ながら、「エルム街の悪夢」の監督であることもあってか、’87年になってようやく公開となった怪作というか珍作。

自分の娘がならず者4人組に乱暴され殺害される。
4人組は車が故障したため、近くの民家に泊まることにするが、この家が殺害した少女の家だった。

自分の娘がこの4人組に殺されたことを悟った両親は、実に残虐な方法で復讐を始める・・・

気分の悪くなる残虐シーンをみせるためだけといってもいい。
特にトリッキーな展開があるわけでもなく、間抜けな保安官と助手が右往左往しているところも、失笑レベル。

これほど芸のない作品も珍しいが、殺しの手段にチェーン・ソーを用いたのはこの作品が初とのこと。

モチーフとしているのは、ベルイマンの「処女の泉」
がちゃん

がちゃん