人喰いうなぎ

放射能Xの人喰いうなぎのレビュー・感想・評価

放射能X(1954年製作の映画)
3.5
前半はモンスター映画の導入として完璧
モンスターの姿は見せずに砂漠を彷徨う失語症の少女を保護するところから始まり、被害の様子から謎を検証していく捜査(ちゃんと”博士”が出てくる)によって段々とモンスターの全貌が明らかになっていく
この調査パートで空撮が入るところがアメリカンで良い

後半舞台がロサンゼルスの市街地に映ってからは正直対して面白くないのだが、ちゃんと段取りを踏んで戒厳令が発令されたロサンゼルスの市街地を軍用車が走っていく描写は実に怪獣映画していて良い

既に散々言われているけども、空の大怪獣ラドン、エイリアン2、ガメラ2あたりの完全な元ネタ
博士が聖書から黙示録の一節を呟いちゃったりする(当然「我が名はレギオン」を思い出す)