韓国リメイクと比較すると起伏に乏しく散漫
最初にリメイク版を見てかなり痛快で面白い優良娯楽作品と感じた。
しかし今回念願のオリジナル版を視聴しリメイク版と殆ど違う構成と平板さに唖然。
アフタースクールでも感じたことだがこの監督作品は場面転換のインパクトが弱く、視聴者に緊迫感も生じさせずにダラーっと劇が進展する傾向があるようだ。
演技にしても香川照之がまず切れ者の殺し屋に見えなかったし、エキストラ役者:堺雅人の偽装殺害大芝居もとても説得力あるとは感じなかった。
荒川よしよしも暴力団としては全然迫力不足。
先に見たリメイク版である程度ネタが割れていたのは本作にとって不利になった面はあるだろうけれど、それにしても単純に面白くなかったとしか言えない。
リメイク版がいかに本作から使える要素を抽出し、メリハリを効かせたダイナミック劇とするため練りに練って再構築したかがよく分かった気がしますね。
殺し屋が中高年醜男、ヒロインが可愛く若い娘というギャップも良かった。
それでいて二人のロマンスは自然でこちらも納得できる内容でしたね。
002010