フッカー

鍵泥棒のメソッドのフッカーのレビュー・感想・評価

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)
3.8
鍵から始まった物語は鍵で終わり、新たな物語が始まる。

状況設定が面白い!!
自殺未遂の売れない役者 堺雅人

凄腕の殺し屋 香川照之
がそれぞれ銭湯へ。ここでてるゆきすってんころりん♪
彼が頭をうって気絶、記憶喪失してる間に堺雅人は、彼に成り変わっていく。

冒頭から始まるギャグが中々シュール笑
常識とズらす系の笑い?って特に好きなわけではなかったけど、これは面白い!

「私結婚します!」
「お相手は?」
「まだおりません。一ヶ月の交際期間の後、~月~日に結婚式を考え...」
とキッチリ人間の広末涼子と、香川照之の凄い不器用な空気の恋愛?がこれまた笑

入れ替わった後どうなるのか
という展開の独特さを楽しみつつも、記憶をなくした後のキャラクター性がまたいい。
記憶がないとそれまでの自分とは異なるわけですが、それでもその人の気質的な部分て残るんだなあと。

香川さんは常に進もうとするね。

「少しやって終わり。お前は本を買うだけで満足する一番ダメなタイプじゃないか!!!」
は耳が痛いですわ(´・ω・`)笑

終盤から物語の噛み合いが面白くなってくるのですが、ギャグ要素がツボってきたのもまた終盤から。
役者としての演技とは。刺され練習のとこは大分笑いました

最後まで飽きることない奇抜な展開と、シュールなギャグを楽しむ作品。
にゃんこ~~(*´ω`*)