このレビューはネタバレを含みます
大型連休でオススメ作品視聴計画その3。ちょっと雰囲気を変えて邦画にトライしてみたけど、これもなかなかの当たり!やはり人には色々聞いてみるモンだなと思いました。
ざっくり言うと「売れない役者と裏稼業のスペシャリストが記憶喪失を機に入れ替わり、互いの人生の代役として奔走する話」なんですが、ここに「どうしても誰かと結婚しなければならない女」の存在が加わることで一気に真新しいストーリーになって、その混沌っぷりが面白かった!
入れ替わった結果、自分のことを必死に思い出そうとする近藤。一方でそれほど考えずに行き当たりばったりで動く桜井という「環境が変わったところで所詮その人はその人でしかない」という感じはあれど、最後はお互い共闘という形に落とし所がある展開が良かったです。「お前の人生、俺が貰うぞ」っていうのはなかなか痺れる名言!
堺雅人と香川照之のコンビはここで出会ってたんだな〜と思うと同時に、喜怒哀楽の表情でも演技する2人の持ち味がうまく噛み合った映画だな、と思いました。
一瞬終わりかな?と思った後にくる『猫』のシーンと、救急車のシーンで出て来たラブレターズの溜口さんが個人的ブチ上がりポイントでした。こういう面白さは好きだな〜