ハレンチ学園在学生

恐怖省のハレンチ学園在学生のレビュー・感想・評価

恐怖省(1944年製作の映画)
3.7
20代のときから見たいと思って30年以上経ってようやく鑑賞できた。戦前のパラマウント映画だが、光と影のコントラストはドイツ表現主義的で美しい。レイ・ミランドはジェイムス・スチュワートに似ているので、巻き込まれ方のミステリーは後年のヒッチコック作品的な印象を受けもする。90分弱の尺で濃密な作劇を作り出しているが、こいつ怪しいなと思った人間がナチスのスパイだったことが玉に瑕か。