精神病院を退院したばかりの男がバザーでもらったケーキをきっかけに陰謀に巻き込まれていくフィルム・ノワール。
謎が謎を呼ぶ目まぐるしい展開にすぐに目が離せなくなるとともに、緻密に計算されたことが伺える…
20代のときから見たいと思って30年以上経ってようやく鑑賞できた。戦前のパラマウント映画だが、光と影のコントラストはドイツ表現主義的で美しい。レイ・ミランドはジェイムス・スチュワートに似ているので、…
>>続きを読む【巻き込まれ型サスペンス】
フリッツ・ラング監督による1944年のアメリカ映画。モノクロ。ただし舞台は英国。
第二次世界大戦中の英国。精神病院を退院した(これについては後で事情が分かってくる)男…
1944年製作。原作グレアム・グリーン。脚色シートン・I・ミラー。監督 フリッツ・ラング。
椅子に座り、時が過ぎゆくのを待つ男。その時が訪れ、自由の身だ。そこは精神病院。始まりはそんな感じでなんだ…