レオ

鉄男 TETSUOのレオのレビュー・感想・評価

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)
3.5
交通事故で人を轢いてしまったサラリーマン風の主人公は、ある朝目覚めると自分の顔に鉄釘のような金属が突き出ているのを見つける。次第に体はどんどん金属と化していき...というストーリーのホラー?

エログロナンセンスじみた展開、ぶっ飛んだ言動の登場人物たち、サイバーパンクなクリーチャーデザインに全編モノクロ、という個性の大渋滞。

ストーリーも分かりにくい部分が多く、エンタメよりはアート寄りな印象を受けるが、各シーンの絵力の強さは目を引くものがある。

作中の金属は暴力や性欲などの人間の攻撃的な部分の象徴であるとともに、機械文明が人間自身の存在を次第に侵食していくことを予言しているようだと感じた。

■共通項目
脚本:☆☆☆
映像:☆☆☆☆☆
音楽:☆☆☆☆
役者:☆☆☆☆
キャラクター:☆☆☆
オリジナリティ:☆☆☆☆
個人的好き度:☆☆☆

■ジャンル項目(ホラー、サイバーパンク、SF)
ドキドキ度:☆☆☆
カッコいい度:☆☆☆
グロ度:☆☆☆
(恐怖度:10、娯楽度:35、芸術度:70)
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