ボンドレイク

鉄男 TETSUOのボンドレイクのレビュー・感想・評価

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)
5.0
 マイ ベストムービー第11位
 ★5.0 +アルファ

 「来ぉい!!」ここ好きっっ!

 もうこれ、神作すぎんだよ〜〜も〜〜!!

【U-NEXT無料期間 25日目 18本目 神回】

 ボディホラーなのか、コマ撮りアートなのか、男同士の熱いサイキックバトルなのか、はたまた この世の面白さ全てを注ぎ込んだのか。(もしかしたらそうではないのか、、笑)

 久々に出会えた、ドチャクソオモロイ大傑作。出会えた事に対する感動で今、とてつもなく生を実感してる笑笑

 映画ばっか観てると時たまに こういう事態に出くわす。
 初っ端からエンドクレジット直前まで含めてずっと。ずっと!バカオモロイ映画。観終わった後も興奮が冷めない映画。
 「ファントム・オブ・パラダイス」「ワイルドブリット」「天使の涙」「1408号室」「RRR」「アルタード・ステーツ」だとかで味わった、超絶級のガツンとした衝撃をまた味わえた。

 この感動どう伝えたら良いっっっ?!

 観てる間、笑いも止まらなければ、あんぐりと空いた口も塞がらなかった。
 ノンストップであの手この手を使って、楽しませてきやがる、、 何者だこやつ。

 鉄男!!塚本晋也監督〜!!

 なぜもっと早く観なかった!パターン。カルト映画として、ずっとすこーしは気になってた本作。
 中々、dvdにも手は出せないしな〜と観る機会が回ってこない年月。
 観たい、となってから数年後。ようやく、このサブスクのおかげで、、(泣)

 もうね、再生してから数分で確信したもんね。今回、今までU-NEXTで観てきた映画の中でダントツにヤベェぞと。
 ダントツに最高、オモロイ予感するぞと。的中でしたわ。

 全編アナログテレビサイズ+モノクロ色した画面。
 映し出される、鋼鉄の世界が一層不気味に見える。
 まさか伏線回収されるとは思わない、断片的に差し込まれるブラウン管の中の悪夢。
 いきなり始まる、手持ちカメラでゆらゆらと激しくスピード感ありまくりの逃走シーン。
 身体が鉄に支配されるのだから、幻覚だって見ちゃう主人公。それはとても笑っちゃうぐらいに悪夢的、悪魔的、地獄的、瞬間風速イレイザーヘッド超え。
 さっきまでの通常カメラでのスピード感はどこへやら、それを凌ぐ超絶ハイスピードシーン。それは執念のコマ撮りで展開される、因縁関係にある男と男のサイキックバトル。
 サイキックだけかと思えば、トラウマを使った心理的攻撃まで仕掛けてくる始末。
 電脳ドリル性器で恋人を、文字通りイカせてしまう"スプラッターボディホラー"が、
 ロボットアニメすら敵わなそうな、そこら中の鉄を根こそぎ集めた巨大スティールマンが誕生してしまう!

 「ビデオドローム」と同じぐらいにワクワクする終盤の展開、大好き!!
 
 ニューワールド。「ビデオドローム」ではビデオ人間、「テクノライズ」では機械義手人間、「serial experiments lain」ではネット人間、

 そして、今作では鉄男!

 世界は、人間はまだまだ次の段階へ進化する夢を見ることができるんだっ。

 、、イカれた想像力と表現力がクリエイターにあればね笑
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