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鉄男 TETSUOのyumaのレビュー・感想・評価

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)
3.5
まず監督・製作陣の熱意に賞賛の拍手を送らなければならない。そもそも予算が足りなければ工夫するしかなく、それを言い訳に作品の質を下げるなど言語道断だ。
ストップモーションや手作り感満載の美術が醸し出す雰囲気、音楽、演技、それらが化学反応によって異次元の作品が出来上がった。もし、これらがCGであったならば、途端に駄作に都落ちし兼ねない。何かとCGを誇る昨今だが、未だにCGは不完全な物で使い勝手が難しいと今作を通し啓蒙されることを願う。個人的には豊潤な資金があれば、塚本晋也は果たしてCGを使っただろうか、聞き出したいところだ。
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