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ラスト・カーチェイスのswansongのレビュー・感想・評価

ラスト・カーチェイス(1980年製作の映画)
3.7
"600万ドルの男"

"事件記者コルチャック"

"人造人間クエスター"
(↑めちゃくちゃチープな画ヅラから溢れ出る、ジーン·ロッデンベリーのセンス·オヴ·ワンダー!)

"血に飢えた白い砂浜"

"殺人ブルドーザー"

"白い恐怖"
(↑ヒッチコックじゃない方。ロバート·カルプ 対 イーライ·ウォラック、名優同士の閉鎖空間での心理戦!)

"アンドロメダ... "
(↑SFサスペンスの傑作。大気圏外からのウイルスによって全滅した町で、なぜ赤ん坊と酔っぱらいだけが生き残ったのか?そして人類滅亡は回避できるのか?)

"刑事コロンボ パイルD-3の壁"
(↑シリーズ初期の傑作。他人からの評価をまったく気にしないコロンボに、観る者全員が"一杯食わされる" 快感♪)

…音楽担当のギル·メレ氏のフィルモグラフィ、最高やないですか♪


さて、映画本編の話を少々。

水野晴郎先生ののんびりした解説付きで、羽佐間道夫氏による吹き替え版を"水曜ロードショー"でだらだら観るには持ってこいのウルトラ低予算近未来SFアクション。
ぼんち揚げとかブルボンのルマンドとかおにぎりせんべいとか食べながら観賞いたしましょう。

どのくらい低予算かと言うと、なにしろクライマックスのアクションシーンに登場するのがレーシングカー1台とおんぼろ戦闘機1機のみ。

クルマのことはさっぱりわかりませんが、このジェット戦闘機がなんとF-86セイバー!
1954年の"ゴジラ"で初代ゴジラを追撃してた大ヴェテランですよ。
"近未来SFアクション"やのに。(笑)

でもこの骨董品を操縦する"歴戦のツワモノ"を演じてるのが、ロッキーの鬼コーチ役でお馴染みのバージェス·メレディスなんです♪
彼のおかげでロー·バジェット映画の絵的なショボさがなんとなく払拭されちゃうんだから、名優はスゴいですね!

そしてこの映画、どうせ安~いテレフィーチャーやろ?とナメてかかっていると、しまいにはバージェス·メレディスが演じる年老いたパイロットの"男前すぎる振る舞い"にちょっと涙が…

いや~、知らない映画って、まだまだあるもんですね♪


※例によって私めのスコアはなんの参考にもなりませんので、ご注意くださいませ。
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