ごえもん

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークのごえもんのレビュー・感想・評価

2.8
小さい頃観た時に単にイライラしたのを覚えていたが、今回観ると痛烈な社会批判となっていて楽しめた。
ローランドとエディ以外主要キャラで他人を思いやれるまともな人がいないのは恐らく意図的だろう。

前回の痛い(文字通り)経験がありながらサバイバル能力の低い自分が乗り込んでドジを踏むマルコム、独善的な女性科学者の代表サラ(スピルバーグは女性が嫌いなのか?)、唐突に出てくる黒人の子供(可愛げはあるがイライラさせるのは間違いない)、人の命をなんとも思わない環境保護活動家、救い用のないハモンド親子(最後ティラノサウルスの親が子供に止めを刺させたように、恐竜たちの命を惜しみながら途絶えさせて、子供の失敗の責任をとるのが親でしょ)

彼らのようになるなよという、強烈な社会風刺作品。
ごえもん

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