このレビューはネタバレを含みます
あの超ド級の大名作の続編が、
こんなにもつまらないなんて
前作では、夢とロマンに溢れてた恐竜を今作では
ありきたりなパニックムービーのヴィランとして扱ってしまった
この映画が駄作になってしまった理由はシンプルにそれに尽きるだろう
とにかく、ワクワクしない
ハラハラドキドキもない。
ただ恐竜が出てきては去っていく。
前作では良い方向に働いてた"映画的演出"が今作ではことごとく悪い方に作用する
落ちかけのトレーラーに捕まって耐えるシーンなんか、
誰がジュラシックパークにそんなもの求めてるのか
ミッションインポッシブルでやっとけばええねんあんなもんは!
てか、あんな長時間重力に逆らったまま捕まり続けて、しかも上に登るなんて腕力どーなってんねん
どーしたスピルバーグ、前作のジュラシックパークにリアリティを忘れてきてしまったのか?
この崖から落ちるシーンは丸ごとカットしてよかった。
煌びやかな夜の街で雄叫びをあげるT-レックス
わかる、わかるよ
これをやりたかったんやな
確かにその瞬間だけは恐ろしいほどに美しかった
けど、そこには夢もロマンもなく、見た目のインパクトだけにとらわれた監督のエゴしか感じられない
ラスト、麻酔銃をT-レックスに打ち込む瞬間、一瞬スローモーションになるところは思わず乾いた笑いが漏れてしまった
恐竜たちの行動パターンにもきちんと規則性がなされてるのかも定かではない
まぁさすがにそこは考えて作ってるよな?
とか言いつつもう2度と観ることはないからどーでもええねんけどな