ようやく見れた！
有名なだけあって、バランスのいいホラーだった。ホラー映画は見終わった後「結局なんだったんだ…」みたいな気持ちになることが多々あるが、本作はそれがない。後々、あの行動ってこういう意味だったんだなーと腑に落ちるのでモヤモヤしないですむのも人気の理由なのだろうなと思った。（モヤモヤするのも好きだけど。）
自分はホラー映画序盤の情報出しターンが大好きなのだが、そこが上手なのも良かった。家族それぞれの過去や立ち位置について過不足なく提示される（特に息子の学校内の立ち位置の見せ方がうまい。映像と2.3セリフだけでちょいスネ夫ポジ気味とわかる）ので、情報を出されてる感覚がなく、「自分で気づいた」という感覚になる。これとても好き。
画面作りも綺麗だった(綺麗さで言えばヘレディタリーのが上だが十分いい)。しかしいい家住んでる…そして主人公があまりにも美人妻…（お色気シーンがちゃんと嬉しい）
個人的に、主人公の立場がガンガン悪くなっていくタイプの映画はイライラしてしまうのだけど、本作は最後の方の勢いがよかったのでまぁよし！となった。
ただラストの方のブラックライトでバーン！はちょっと笑ってしまった。エスター役の怪演は序盤が一番光っていたように思う。
