碧

エスターの碧のレビュー・感想・評価

エスター(2009年製作の映画)
3.5
ずっとこの不穏100%なジャケ写が気になりつつ後回しにしていたけど、新作きたのでやっと。

中盤まで、とても既視感。
主人公エスターの髪の毛を掻き分けたら「666」と描いてあるんじゃないかとさえ。
そう思わせたのも、効果音の使い方に歴代ホラー名作を思い出させる秀逸さがあったから。

しかし本作はリアルさの方向が違う、一線を画す作品だった。
エスターの正体と、このラストはさすがに想像がつかなかった。
言葉で安易に説明出来ない、いわゆるヒトコワ系だったとは。

エスター役のイザベル・ファーマン。
日本の子役でも彼女レベルは何人か思い浮かぶが、個人的に妹のマックス役の少女!
彼女が凄すぎた!
真の主役かと思ったほど。
『コーダ』でも感じたけれど、聾者の方々の表現力のなんと豊かなことか。

新作は監督も脚本も違うようだけど…どうなんだろう。
碧