ハナカズキ

エスターのハナカズキのレビュー・感想・評価

エスター(2009年製作の映画)
4.3
ジャケ写を見るたびにゾクっとする視線を感じていてつい避けていましたが、ついに決心して鑑賞しました。鑑賞前は「ミーガン」っぽい感じ?と少女のホラーつながりで勝手に想像していましたが、全然違いました。

死産で赤ちゃんを失った夫婦が養子を迎えるために孤児院を訪れ、そこで出会ったエスターを家族として招き入れることになったのですが、次第にエスターの言動に違和感を覚える、というお話です。

ジャケ写の怖さもだてじゃない。めっちゃ怖いやん!
めちゃめちゃ惹き込まれて見てました。見終わった後の疲労感がすごいのは、制作側の思惑通りでしょうか。



以下ネタバレです。未鑑賞の方はスルーしてください。




鑑賞中なぜか無性に腹立たしくなり、何がそんなに腹が立つのかと考えてみたら、エスターがこの家族をバラバラにしていく様。これって、女性が不倫相手の夫婦(家族)の仲を引き裂いていくようだなと思いながら鑑賞していました。

けど実際にはエスターは子ども。そんな少女相手に不倫みたいだと腹を立てて自分も大人げないなと思っていたら、終盤で驚愕の事実が!

脚本や監督の手腕なのか、エスター役のイザベル・ファーマンの演技力なのか、とにかく前半でこの感覚をもたらされたことに驚きました!
ハナカズキ

ハナカズキ