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海辺のポーリーヌのhedgehogsのレビュー・感想・評価

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)
3.4
季節外れのロメール映画⛵️☀️
「ひと夏のなんとか」ってやつで開放的な映画だった。👙

今回も会話劇にまた夢中になったけど、登場人物みなそれぞれ一様に嫌な部分持っていて、後半イライラした笑

アンリという女性にだらしない中年男(めちゃ悪口だけどデコからいくタイプ👴🏻)のせいで、本当の事話したのに密告者みたいに責められる(マリオンに一途な)ピエールが不憫に思えた。
自分は性別は違えど、ピエールみたいなタイプだな。結局まともに向き合った自分がバカを見る。

けど、
このピエールも結局、マリオンをずっと好きでいる割には、マリオンの事を「騙されやすい軽い女」だと思ってるフシがあり、女性として完璧なマリオンをモノにしたいだけに見えて、登場人物の男性が全員最低に見えた😅

男の友情かなんか知らないけど、世話になったからなのか、中年男アンリが浮気してる事を黙って隠し通すあの男の子も普通に不愉快だわ。

ポーリーヌが一番子供なのに大人な考えだった。
彼女が主人公で本当に良かった❗️🤣


序盤のシーン🎬みたいに、フランス🇫🇷映画のこういう初対面の場所でも皆で恋愛について語って「私は相手に燃えあがりやすくて、相手の本音が見えなくなってしまうの」…などなど、すぐ打ち解けて話せる感じ、ちょっと羨ましくも思う。
他人の恋愛観ってなかなか聞けないし。

日本で自分がそれやったら「は?どうしたコイツ」ってなるもんな🤣

ひとつ、どうしても理解出来ないのが、マリオンが「私はアンリを愛してた、アンリも私だけを愛してた(嘘)。それで良いじゃない」と言い聞かせるところ。
真実をきちんと知りたいと思わないところが自分にも言い訳してるみたいで全く共感出来なかったけど、
それを聞いた、いとこのポーリーヌの瞳は優しかった。
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