大体映画の登場人物っていうのは仕事に追われてたり、将来への不安を抱えてたり、悩み事があって地に足がつかなかったり。過去に縛られてたりする。
ロメールの映画はそんなもの全部省いて「自分の世界とその他」…
NHKのフランス語会話の教材にロメール映画が使われていたことがあった(はず)。高校生だった私は衝撃を受けちゃって、繰り広げられる男女の会話にすっかり魅せられてしまった。何てことない日常風景なんだけど…
>>続きを読む大好きだ!めちゃくちゃ良かった。
まず、最初の車のカットインからして最高でした。
小麦色の肌に白い夏の服、庭の緑と紫とピンクの紫陽花、ソファに座ってかじるりんごも、カリカリのトーストとじゃりじゃり言…
バカンスのひと時に色恋沙汰。子供たちも大人たちも恋に関しちゃ大差ない。
ポーリーヌはいとこのマリオンと避暑地へやって来る。マリオンは友だちピエールと再会、ピエールは知人アンリを紹介。登場人物の紹介…
誰よりも誠実で綺麗な心を持っている人が悪者になってしまうのが恋なら、それを受け入れる覚悟がわたしには有るのだろうか
劇中の艶々とした紫陽花がどんどん色を変えていくように、人々の心も変化しそれを誰も止…
このレビューはネタバレを含みます
『海辺のポーリーヌ』鑑賞。海辺の別荘で過ごす、恋多き女マリオンと理想化された処女ポーリーヌの話。女たらしのアンリやメンヘラピエール、理想化された童貞のシルヴァンなど、何人かの男がそれぞれの恋愛観を持…
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