ShinMakita

乱気流/タービュランスのShinMakitaのレビュー・感想・評価

乱気流/タービュランス(1997年製作の映画)
1.8

2022.5.26…レイ・リオッタが亡くなった。「不法侵入」を映画館で観て、イヤーな顔だなぁと思ってたら、その後もずっとイヤーな役、信用ならない役ばかり演じてました。刑事役で善人だった試しがほとんどないアクターでしたね。しかし時折見せる渋み、カッコ良さを忘れません。どうぞ安らかに。




クリスマスイブのニューヨーク、ケネディ空港。ジャンボ機トランスコンチネンタル航空47便がロサンゼルスに向けて離陸する。乗客はわずか11人。5人の一般客と、凶悪犯護送のための連邦捜査官チームだ。護送されるのは強盗犯スタップスと、連続殺人犯の濡れ衣を着せられた男ウィーバーである。彼らを迎えるキャビンアテンダントのテリーたちは内心ビクビクしながら飲み物を給仕するが、わずか6時間足らずのフライトで、仕事からはすぐに解放されると考えていた。しかしミネソタ上空で、スタップスが突如暴れ出して捜査官の銃を奪ってしまった。乱闘と銃撃の末、捜査官たちは全員死亡し、スタップスは銃を拾ったウィーバーに倒された。事態は収拾したかに見えたが、流れ弾で機長が死亡してしまい副機長も気絶してしまった。テリーは、乗客たちを救ったウィーバーを信用し、副機長の介抱を依頼するのだが…



「乱気流 タービュランス」。





ジム・キャリーの元妻である二流女優ローレン・ホリーの主演作。一見ひと当たりの良いウィーバー役はレイ・リオッタ。どうせ死刑になるんだからとヤケになり、ジャンボ機をハイジャックしてLA市内に特攻しようと目論む狂人を演じます。

なかなかツッコミどこ満載の航空パニックものでしたよね。コクピット無人の時間が長過ぎて超イライラするし(笑)。でもまずまずリアルで、クライマックスシークエンスで描かれる手順を暗記したら俺もジャンボ機を着陸させられそうな気がしました。
その他のキャストは、レイ・リオッタの宿敵となる刑事役がヘクター・エリゾント、テリーに無線で指示を送る他社機の機長役がベン・クロス(炎のランナーの主演俳優)、そしてスタップス役がハリポタでお馴染みなブレンダン・グリーソン。脇はなかなか豪華でした。


それにしても、この映画の4年後に9.11が起きるのを知っていると、違う味わいも出てきますなぁ。
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