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乱気流/タービュランスの一人旅のレビュー・感想・評価

乱気流/タービュランス(1997年製作の映画)
4.0
ロバート・バトラー監督作。

続編も制作された90年代フライトパニックの佳作で、ジム・キャリーの奥さんだったローレン・ホリーがCAの本来業務を超越した活躍を見せるヒロインを力演します。

連続殺人鬼を護送する旅客機内を舞台にした密室シチュエーションの航空パニックスリラーで、ローレン・ホリー演じるキャビンアテンダントが護送捜査官を殺し旅客機を乗っ取った殺人鬼を相手に死闘を繰り広げます。

狂気的な殺人鬼との攻防というサスペンススリラーと、パイロット不在の状況下での嵐突入&着陸ミッションという航空パニックを融合させた作風が一粒で二度美味しいB級アクションムービーとなっていて、乱気流による機体の揺れ&回転や超低空飛行でのLA市街進入では迫力満点の映像スペクタクルを実現しています。

主演のローレン・ホリーが旅客機の命運を託されたヒロインを死に物狂いで力演していますが、旅客機の墜落炎上を狙う狂気の殺人鬼に扮した“悪人顔”レイ・リオッタの怪演はまさにサイコアクターとしての本領が発揮されています。
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