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乱気流/タービュランスのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

乱気流/タービュランス(1997年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

レイ・リオッタ目当てで観たものの、想像していたよりも面白く、サイコパス&いつ墜落してもおかしくない機体のダブル恐怖で終始ハラハラし楽しめました!
何より初めは(怪しいものの)まともかと思えたリオッタ演じるウィーバーが、段々と本性を表していくにつれて増す恐ろしさに夢中になり、狂気溢れる演技が最高でした!
表情豊かにキレたり煽ったりと顔芸が多いのも面白く、地味に悪知恵が働いたり悪趣味な死体を使った飾り付けなど、やたらと饒舌に捲し立てるのもぶっ飛び具合が伝わってきて良かったです。
そんな殺人鬼に加え、パイロットがいない+乱気流に巻き込まれるフライトパニックも迫力と緊張感があり、特にビルに足だけ突っ込むシーンの派手さと車をなぎ倒していくシーンが迫力がありました。
ただ足に引っかかった、完全に巻き込まれた車が呑気に見えてなんだか可愛かったです。
キャビンアテンダントによる初着陸の緊張感もすごく、着陸する寸前までハラハラさせられて最後まで夢中になれました。
後半の、あれだけ騒がしくて恐ろしかったウィーバーの死に顔が穏やかで綺麗だったのも印象的でした。
原点回帰しやっぱり悪役も最高だなぁとレイ・リオッタの魅力も楽しめる、ドキドキハラハラできる作品でした!


映像特典でメイキングとインタビューが付いてたのがはちゃめちゃに嬉しくて、それに割と豪華で大歓喜しました。
セットの大掛かりさと俳優達のインタビューも見応えがあり永遠に観てられる映像でした。
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