アルトマン監督の映像は常々集団の外側からのショットが大半。個人的というよりは社会的。伝記や独白というよりは群像劇。会話も同時進行。主役と端役の扱いも均等に近く、それぞれの人物が相対化される。本作で…
>>続きを読む 題名から『シンシナティ・キッド』や『ハスラー』のような博打打ちのスタイリッシュな映画だと思っていたが、大いに違った。
ポスト西部劇とか、西部劇の反対像とか言われているが、そういうもの抜きで「アル…
手作りの木造住宅、アルコールランプ、ヴァイオリン、毛皮のコート...と、西部開拓時代のアメリカのこの感じはかなり好きだ、雪の降りしきる中、ウイスキー飲みながら賭けトランプやってるのがかっこいい。この…
>>続きを読む雪山×西部劇という「ヘイトフル・エイト」が参考にしたであろう魅力的な設定内で、なんと娼館を設立する男を描くというアルトマンらしいひねくれよう。
活劇性やユーモア要素は少なく、不器用な男の生き様を見せ…
冒頭、雨の中、橋の上でベイティ演じるマッケイブはタバコに火を点けるのだが、それを見て仰天したのがスタンリー・キューブリックで、どうして火が点くと分かったんだ?と興奮気味にアルトマンに電話して来たとい…
>>続きを読むロバート・アルトマンによる1971年のポスト西部劇(フランスの批評用語では超=西部劇)は、北西部の鉱山街という舞台設定でもって地理的に、また、クライマックスに進むにつれて厳しさを増す雪(!)の白さで…
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