再見。
ジュリー・クリスティの性格も服装も振る舞いも全てが好き。決戦前夜に1人館の周りをウロウロする姿に泣く。
アルトマンのセットの使い込みとジグモンドの暖かな撮影で素晴らしい空間が構築されていてひ…
レオーネの「ウエスタン」が、結局はマッチョ映画の呪縛から逃れられないのに対して、これはさすがアルトマンといったところ。
娼婦を乗せた蒸気機関のトラクターの到着で男根神話の開幕を告げ、それがことごと…
これは渋い。レナード・コーエンの曲と映画の世界観が見事にマッチしている。ロバート・アルトマンだけに反ハリウッド的な芸術志向の西部劇と言える。当時(70年代)らしい陰鬱な雰囲気も自分好みで、何ともスタ…
>>続きを読むアルトマンの西部劇。むかし名画座で。ジュリークリスティとビーティのコンビの相性は最高だと思う。後の「天国から来たチャンピオン」しかり「シャンプー」も。まずジグモンド撮影の全体のトーンに痺れる。何度も…
>>続きを読む[三流賭博師、人生も三流] 90点
商売道具としてしか見ていなかったであろう女性の尻に敷かれ、つまらない見栄のせいで死んでいく情けない男の話。彼を気に掛けながら置物として使うジュリー・クリスティが…
カナダとワシントン州の間の寂れた寒村。阿片中毒のジュリー・クリスティーの娼館の女主人の眼球の回転に沿ったエンドロール面食らう。三流賭博師一世一代の起業の慎ましい幸せも大資本家の前では暴力的に処理され…
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