初・戦後成瀬。
割り切りというか、諦念というか、そんなものを持っている登場人物が嫌な気がしたが、これはバーの話なのでまあ当たり前か。
シナリオがとてもいい。うまい。よくぞ、描ききった。終盤が何個かダメな部分はあったが。ただ、ラストシーンはよかった。
シナリオ書いてる人が男と女のあれこれを理解した上で、登場人物にわざとあーいうことをさせてると感じられた。上級者。
あと、昔の人の仕草とか、会話とか、そんなんが入ってる。
ユーモアのあるシーンもある。占いとか。
高峰秀子さん、うまい!独壇場!
対して知りもせず、バカにしていてすみません。
観やすさ。演出。娯楽さ。成瀬監督の力。